2017年2月12日日曜日

感激した話

4年くらい担当させていただいているお客様のお話です。
物凄く強面でぱっと見た感じではあっち系の方で、初めて担当させていただいた時は失敗したら埋められるんじゃないかと思ったほどでした。

基本的にお客様の仕事内容を聞いたりしないスタンスで今まで仕事をしていないので深い仕事の話をしたことがありませんでした。

威圧感半端ないので聞けないというのもあるのですが。

そんな聞きにくい雰囲気の中、もう少しお客様の深いところを知りたいという気持ちから、仕事を始めたきっかけを聞いてみました。

仕事は不動産デベロッパー、マンションを建てて販売するお仕事です。

会社は15年位やってるそうなのですが不動産の取り扱いを始めたのは5年前だそうです。

それ以前はネイルやエステサロンなどを経営していたそうで5年前から突然始めたそうです。

その始めたキッカケは東日本大震災です。

震災が起こった直後から何度も東北にボランティアに行かれたそうです。
被災者の方に触れて話して感じたのが、人間は家を失うとこんなにも寂しい気持ちになるものなのかと思ったそうです。

それから家を提供する仕事がしたいと強く思い、ボランティアの帰りの夜行バスの中、一緒に同行していた従業員に、俺が家売れって言ったら売ってくれるか?と聞いたそうです。

従業員の方は二つ返事で答えてくれたそうです。

その日からまったくやったことのない不動産を始めることになったそうです。

人を助けたいと気持ちから今までやったことのない業に事業を転換する決断を下した事も凄いですが、従業員の方がその決断にぶれる事なくついて来てくれるって凄い事だと思いまました。

この人が言うから大丈夫なんだと事業主を心から信頼しているんでしょうね。

そんなチームになりたいと思った今日この頃でした。

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